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旧ドライブイン山鳥駐車場、キュルルーーン、ヴォン！！キュルルーーン、ヴォン！！駐車場から急発信する黒田明の白いクラウンと、海野健太の黒いスカイライン。仲間の加勢に行くと言うのは、建前の言葉、本音は獲物を奪い返しに行くことなのだ、急加速していく、白いクラウンと黒いスカイライン。それはアフリカのサバンナを走る、ハイエナを彷彿させるようだ。早朝、新ドライブイン山鳥駐車場、真田刑事はCB無線機を使い、犯人達のしっぽを掴むことに成功していたが、居場所までは特定出来ないでいた。しかし犯人グループが、高滝ダム周辺に潜んでいるのは、間違いない。そこで真田刑事は応援の要請をしていてのである。ピカッ、ピカッ、ピカッ、ピカッ、パトカーは、続々と高滝ダム周辺に終結していた。サイレンの音は鳴らさないが、ピカッ、ピカッ、と赤色回転灯を点滅させている。主要道路に、検問を作り、犯人グループが逃走できないように、布石を打っていたのである。