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（2）

商業ブロックはとても大きな空間だった

通常の鉱山惑星に比べても規模が大きく、それほどアモルフィス社も力を入れて取り組んで開発していたのだろう


ステーションホテルを確保して、エーイレブンは電力をコントロールする


その後ふたりは別行動をとることになった


ソニアはデパートへ赴き、新しい衣服を物色する

その後は武器を調達する予定だ



エーイレブンは自身のボディをバージョンアップさせるためアンドロイド工房を捜す



生活に身近なアンドロイドは携帯端末の会社のようにあちこちに販売店があるはずだ

そこから工房の位置を調べようとしていた


街は無人のゴーストタウン


荒廃した様子はなく、ただ人が居ない


暴動があったような跡もない


ここの最後の住人はどうしたのだろう？


全員が引き上げてしまったのだろうか


ソニアは派手なファッションに身をつつみながら辺りを散策していく



なぜ新しい衣服を手に入れたら街を歩きたくなるのだろう？


どうせならカフェにでも立ち寄りたいなぁ、など少し気持ちに余裕がでてる


両手に紙袋を持ちながらブラついていくと、ソニアは派手な看板の店を見つけてしまった


アダルトショップ



ソニアは思わずピタリと足を止めてしまった


誰も居ないのはわかっているが、ついあたりを見回してしまう


顔を床に向けたまま、何やら思い悩んでしまう


〈……イヤイヤイヤイヤ！何を考えてるんだ私は！生きるか死ぬかのタイミングで！〉


ソニアは足早にその場を離れた…