
嵐びーえる。
第15章 番外編②
渡海side
俺が腕を差し出せば、何も言わず寝室へと運んでくれる高
階。
俺をベッドに降ろし、隣に座る高階の頬に、
感謝と、
ちょっとの期待
を込めて、
キスをした。
案の定、驚いた顔で俺を見つめる、高階。
高「何かあったんですか?」
渡「それはお前のほうだろ」
短く言い返すと、困ったように笑った。
高「渡海先生は、何でもお見通しなんですね」
俺を、いつもより、少し力を込めて、抱きしめる。
高「でも、大したことじゃありません。お気になさらず」
俺の目は、高階の目が一瞬揺れたのを、見逃さなかった。
俺の耳は、高階の声に若干の憂いが込められていたのを、聞き逃さなかった。
渡「高階」
ぐいっと顔を上げ、高階の耳に近づく。
渡「抱け」
高階の動きが、止まった。
はあっと、熱い吐息を、小さく、吐いてから、眉を下げて笑う。
高「何を言い出すのかと思えば。渡海先生も冗談なんか言うんですね」
渡「俺が、全部忘れさせてやるよ」
有無を言わさず、唇に俺のそれを重ねる。
俺を引き剥がそうと、肩に置かれた手を振り払い、一瞬の隙をついて、舌を、ねじ込んだ。
高「ふぁっ、、あっ、、」
普段の冷静沈着な姿、俺を抱く時の雄の眼からは想像しがたい、甘い甘い声が上がる。
つーっと、高階の頬を、流れるもの。
それを見て俺は、きつく、高階を抱きしめた。
渡「高階」
赤く、潤んだ瞳を見つめながら、囁く。
渡「俺を、信じろ」
END
俺が腕を差し出せば、何も言わず寝室へと運んでくれる高
階。
俺をベッドに降ろし、隣に座る高階の頬に、
感謝と、
ちょっとの期待
を込めて、
キスをした。
案の定、驚いた顔で俺を見つめる、高階。
高「何かあったんですか?」
渡「それはお前のほうだろ」
短く言い返すと、困ったように笑った。
高「渡海先生は、何でもお見通しなんですね」
俺を、いつもより、少し力を込めて、抱きしめる。
高「でも、大したことじゃありません。お気になさらず」
俺の目は、高階の目が一瞬揺れたのを、見逃さなかった。
俺の耳は、高階の声に若干の憂いが込められていたのを、聞き逃さなかった。
渡「高階」
ぐいっと顔を上げ、高階の耳に近づく。
渡「抱け」
高階の動きが、止まった。
はあっと、熱い吐息を、小さく、吐いてから、眉を下げて笑う。
高「何を言い出すのかと思えば。渡海先生も冗談なんか言うんですね」
渡「俺が、全部忘れさせてやるよ」
有無を言わさず、唇に俺のそれを重ねる。
俺を引き剥がそうと、肩に置かれた手を振り払い、一瞬の隙をついて、舌を、ねじ込んだ。
高「ふぁっ、、あっ、、」
普段の冷静沈着な姿、俺を抱く時の雄の眼からは想像しがたい、甘い甘い声が上がる。
つーっと、高階の頬を、流れるもの。
それを見て俺は、きつく、高階を抱きしめた。
渡「高階」
赤く、潤んだ瞳を見つめながら、囁く。
渡「俺を、信じろ」
END
