
おはな畑
第3章 Diamonds
それから、1週間後。
「はぁ、よかった……ひな……本当によかった……」
ひなが長い眠りから覚めて安堵した俺は、
フラッ……バタンッ!
神崎「うおっと!! 五条先生っ!?」
りさ「えっ!? 五条くん!?」
医局に戻った途端、気が抜けてぶっ倒れた。
気がついた時にはソファーに寝かされ、点滴まで打たれていて、
ん? 俺なんで…………はっ!! やらかした……!
ガバッ!
「ん? あっ、五条先生起きた〜?」
「神崎先生っ……あの、すみません、これは俺の最後の記憶が正しければ、多分……」
「うん、倒れたよ! 急に倒れるからほんとびっくりした〜。頭打たなくてよかったよ。ひなちゃんの目が覚めてホッとしたんだね。もう平気?」
「はい。本当にすみませんでした……俺、完全に気失ってて……」
「仕事のことなら心配しなくて大丈夫だよ。外来はりさ先生が代わりに入ってるし、今日はもう仕事せず休みなさいって」
「りさ先生が……はぁ、やってしまった……」
「まぁまぁ。大丈夫大丈夫。あ、点滴外してあげるね!」
「すみません……」
神崎先生に点滴の後処置をしてもらいながら、激しく落胆。
