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【リレー小説】ルイーダの酒場

第18章 泉の女神

ダーマ神殿の外に出るが、ムトの姿が見当たらない。一体どこまで飛ばされたのかと思い、みんなで探していると、

「お前たちが落としたのは男のムトか? それとも女のムトか?」

と、泉から女神が現れた。

レミファたちはどっちを選ぼうか悩む。

「お前ら、悩むなっ!! そこは男のムトだろっ!!」

なぜか後ろから、本物のムトが現れた。
もちろん、まだ女の姿である。

「ムトさんが3人!? 一体どういうことでっか~!?」

「えっと、男のムトとぉ、女のムトとぉ、女の……う~ん、あなたはオカマさん?」

「誰がオカマだっ!! お前は一緒に旅してきた仲間も見分けられねーのかよ!!」

背後にいるムトはレミファの頭を殴った。

「おっとぉ! また新たな展開だあ~! 一体、本物のムトさんは誰なのか!」

ヤスはカメラを持って、女神をもっと近くで撮ろうと泉へ近づく。

「むむっ! いかん! その女神に近づくでない!!」

ちょうど外の様子を見にきた大神官カネミツが、ヤスに向かって叫んだ。


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