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【リレー小説】ルイーダの酒場

第13章 ヤマイの村

「じいさん、悪いが俺達はこれからコンペイの塔に行かなきゃならないんだ。他をあたってくれよ」

するとおじいさんは、「コンペイの塔か……あそこを管理しているのは、わしじゃ。薬を取りに行ってくれたら、お礼に入口の鍵を渡そう」

「じいさん、薬はどこにある!」

よくある、一つのアイテムを手に入れるためのたらい回しに、ムトははまった。

「まずは医者をわしらの村へ連れていって患者の状態を見て欲しいのです。村はここから森を抜けた先にあります。ヤマイの村です」

ムトたちは早速、医者を連れてヤマイの村に向かった。ヤマイの村に入ると、どこからか悲しい音楽が聴こえてきた。

「みんな病に伏せってるのか?」

村には誰一人歩いていない。
いや、一人ボロボロの服を着た村人の男が歩いているのを発見した。

「あのぅ~、すみません」

イワハシが話しかけようとすると、その男は突然「シャアアアアッ!」と言いながら襲ってきた。

くさった死体があらわれた!



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