
【リレー小説】ルイーダの酒場
第30章 ズボズボタイム
「あれぇ?でも、パームって魔法戦士でしょ?使える呪文は、魔法使いのだけだよねぇ?なのに、僧侶と賢者しか覚えることが出来ないバギ系の呪文が唱えられるのって、おかしくなぁい?」
「っ……言われてみればっ」
ボケがちのレミファにしては珍しい鋭いツッコミに、色ボケしかけていたムトは、ハッと目が覚めたように気づいた。
パームのこれまでの職歴は、マジシャンと魔法戦士のみ。僧侶と賢者にはなったことはない。だから、バギ系の呪文が唱えられるわけがなかった。
てことは……?
「お前――パームじゃねぇなっ!?」
ムト達はすぐさま、パームから距離を取った!
そしてまた、光邦を盾にした!
「あんた達、いい加減にしなさいよっ!」
そうこうしていると、パームの体は、メキメキと不気味な音を立て始める。
「あーあ。なんだ、もうバレちまったのか。せっかく変化の杖で姿を変えたのに。まぁいいや。遅かれ早かれ、ここがお前達の墓場になるのだからなぁ!キヒヒヒヒッ!」
なんと、パームは偽物だった!
偽物パームは、胸をドキリとさせる色男から、背筋をゾクリとさせる気味の悪い魔物へと変わっていった!
「っ……言われてみればっ」
ボケがちのレミファにしては珍しい鋭いツッコミに、色ボケしかけていたムトは、ハッと目が覚めたように気づいた。
パームのこれまでの職歴は、マジシャンと魔法戦士のみ。僧侶と賢者にはなったことはない。だから、バギ系の呪文が唱えられるわけがなかった。
てことは……?
「お前――パームじゃねぇなっ!?」
ムト達はすぐさま、パームから距離を取った!
そしてまた、光邦を盾にした!
「あんた達、いい加減にしなさいよっ!」
そうこうしていると、パームの体は、メキメキと不気味な音を立て始める。
「あーあ。なんだ、もうバレちまったのか。せっかく変化の杖で姿を変えたのに。まぁいいや。遅かれ早かれ、ここがお前達の墓場になるのだからなぁ!キヒヒヒヒッ!」
なんと、パームは偽物だった!
偽物パームは、胸をドキリとさせる色男から、背筋をゾクリとさせる気味の悪い魔物へと変わっていった!
