刑事とJK
第7章 馬鹿
3時になった
斉藤は緊張気味で公園に向かった
ゆうひは
ゆうひはいるのか…?
「…ゆう…」
ゆうひの姿はなかった
…そりゃそーだよな
そういえば今日は土曜だ
どうりでいつもより子供がたくさんいるわけだ
あいつがいないここは変に寂しい
「いや、寂しくねぇ…」
帰ろうとしたとき、複数の少年たちが目に入った
特に、手にしていたエアガンは
ゆうひが口にしたことを思い出した
「あいつらか…」
斉藤はしばらく遠目で少年たちを見ていた
すると、どうだろう
地面に降りた鳩に向かって発砲したではないか
鳩には命中した
が、なんとかフラフラになりながら鳩は逃げて行った
少年たちはお互いハイタッチなどして盛り上がっている
「決定だな」
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