
刑事とJK
第50章 無人島サバイバル
「南さん!!」
「南…!!
…誰その子?」
飛鳥とシゲが後から出てきた
「今、蛇に襲われそうになってたんだ…追い払ったけどな」
すると、子供はまた南のズボンを引っ張った
南は腰を屈めた
「…」
子供は黙って懐から何かを取り出し、南の前で広げた
子供の手の中には、ピーナッツのようなもの
…くれるのか?
南はそれを受け取り、ポイッと口に入れた
「…うまい」
南が微笑むと、子供も嬉しそうに笑った
「子供がいるってことは、この島は人が住んでるってことっすかね?」
「…だな」
子供は南たちを手招きした
「来いって言ってるのかな?」
「ついてってみるか?」
「そうっすね」
3人は、子供の後に続いた
