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刑事とJK

第49章 ラブラブカップルNo.1決定戦


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〈さあやって来ましたラブラブカップルNo.1決定戦!!
皆さん盛り上がって行きまっしょう!!!〉



マイク片手にテンションアゲアゲなのは、吉川



〈今回出場してくれるのはこちらの8名、…いや、4カップル!!
1組目は…斉藤&ゆうひちゃんペア!!〉


パッとスポットライトが二人に当たる



『…斉藤、何なのこれ…?』

「いや…オレもよくわかんねぇ」




〈続いて二組目~!!
嘉山&千花ちゃんペア!!〉





「きゃ
眩しゅうございますっ」

「こら照明!!
千花さんに何すんだ!!」





〈続いて三組目は…
南&飛鳥ペアー!!〉





「…は?」

「飛鳥、いきなり呼んで悪いな…」





〈そして最後の四組目ー…
藤野&真ああ理いぃ子おおおーペアアァー!!!!〉






「あたしたちが1番ラブラブだもんね、泰輔♪」

「当たり前だろ、真理子!!」






『なんか…吉川さん、真理子さんの時だけ気合い入ってたね…』


「そうだな…」






〈この特別シート券をかけた勝負が繰り広げられますが…その勝負にあたっての審査員の方々を紹介したいと思います!!
どうぞ!!〉



集会場のステージの上がパッと明るくなる



〈右から順にご紹介させていただきます
我等がボス、中島刑事科室長です!!〉



中島が椅子から立ち上がる



「みんな頑張ってね」




〈そして山崎先輩!!〉



「応援してるよぉ?ひゃっひゃっひゃ」



〈そして私、吉川の3名でーす!!
是非とも皆のラブラブっぷりを見せてくれー!!!〉




集会場全体に明かりが灯る


真ん中に立ちすくむ8人を囲うように、観客が周囲を埋めつくす


ワアアアアアアという歓声が沸き起こった






飛「南…あたし帰る」

南「ま、まあまあそう言うなってっ」







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