
刑事とJK
第33章 真理子の結婚大作戦
「でも確かに、あたしもそろそろ結婚したいかもね…」
『誰かいないんですか?
気になる人でも…』
「んー、いないな~」
「どんなのがタイプなんだ?」
「かっこよければ大概タイプよ♪」
真理子は指でOKサインを作った
「…藤野…どうだ?」
『藤野さん?』
「誰それ?」
「あいつ結婚してねぇし、恋人も今はいなさそうだから、一回会ってみるか?」
斉藤は膝を叩いた
「かっこいいなら会ってみる♪」
『渋かっこいいですよ、藤野さんは!!』
「ゆうひ…お前そういう目であいつ見てたのか…?」
『客観的に見たらの話しだよっ、斉藤の方が好きだから///』
「はいはい…、とりあえず電話してみるわ」
斉藤は藤野に電話した
「おう、今日空いてねぇか?」
《なんだよいきなり…
空いてるけど、なんでだ?》
「会わせてぇ奴がいるんだけどよ…
7時からどっか食いに行かねぇか?」
《?
まあいいけどよ…、7時にどこだ?》
「西区の西洋レストランでどうだ?」
《また高級そうなところに…、わかった。じゃあな》
…
「ってことだ、いいな?」
斉藤は真理子を見た
「うん、ありがとうねっ♪」
「ゆうひも行くからな」
『あたしもいいの?
やった~!!』
