刑事とJK
第22章 お前が教えてくれた
《下着!!??
そんなの俺が知ってるわけねぇだろ!!!!》
ごもっとも。
残りは3分…
「……紫///」
《えっ…!!??》
「いいからさっさと紫を切れ!!」
《嘉山、紫を切れ!!》
と電話の向こうから聞こえてきた
……
「あ、またランプが消えた。
よくわかったね、ゆうひちゃんの下着の色…知ってたの?」
「…勘だ」
本当は、あの祭の日に、ゆうひが子供に金魚を渡すために屈んだとき
上からちらっとブラジャーが見えてしまったんだ…///
だが、こんなこと言えるか!!
誰が言うか!!
それに結果オーライだ!!
藤野とシゲが戻ってきた
「二つとも止めたぞ!!
俺たちの勝ちだな、小泉!!
ところで斉藤、なんでお前下着の色なんか…」
「だから勘だ!!///」
小泉はため息をついた
「意外と見つかっちゃったなぁ、残念」
「ゆうひを返せ」
「誰もそんなことは言ってないよ、そうだなー…」
小泉はシゲを見た
「そこの背高」
「えっ、僕!?」
「ああそうだ。
斉藤をボコボコにしろ」
!!??
「そんなの出来るわけ…!!」
小泉は起爆スイッチを見せながら
「10、9、8…」
と数え始めた
斉藤はシゲの方を向いた
「シゲ、やれ。手加減すんな」
斉藤は無防備である
「そんな…僕は…!!」
「いつもの仕返しだと思ってよ、殴れ」
「…3、2、1…」
バキッ
シゲの右拳は斉藤の顔を殴った
斉藤はペッと血を吐き捨てた
「いいパンチだ、口ん中切れたな」
「先輩っ…僕…」
「なんで止めるの?どんどん殴ってよ、蹴ってよ」
小泉は楽しそうな顔をした
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える