テキストサイズ

扉を開けて AN

第20章 好みのタイプ



目が合う事が増えた、と言っても
そう感じてるのは俺の方だけで
今のところ 翔ちゃんは自分の行動に気づいてないみたいだから
まずは 俺と言う存在をちゃんと意識してもらいたい

でも、具体的にはどうすればいいんだろう・・・


そんな事を 冬休み中 密かに考え続け、


「あ、そういえば」


1月は翔ちゃんの誕生日がある
取り合えず そこで二人きりになれる時間を作ろう
共通の趣味や興味ある話題で盛り上がれば
俺と過ごす時間を楽しい、って思って貰えるかも



そんな風に、ようやく心を決めた矢先
思いがけない事件が起こった




ストーリーメニュー

TOPTOPへ