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麻衣香「お茶入れますね…」

道久「ありがとう」

麻衣香「…」

道久「…」


話しがあるようで
一人、部屋を訪ねて来た道久
お茶を口に含み神妙な面持ちで語ったの
は…


道久「私は、麻衣香さんに謝らなければ
いけない事があります」

麻衣香「えっ」

道久「…」


突然の謝罪だった…


道久「…」

麻衣香「謝るって、なにを…」

道久「…私は…」

麻衣香「…」

女将「失礼致します」

麻衣香「！！」


タイミング悪く
道久の言葉を遮るように
女将さんが麻衣香の部屋を訪ねて来た

どうやら食事の後片付けと布団を
準備しに来たようだ


女将「お取り込み中、申し訳ありません
すぐ準備致しますので…」

麻衣香「いえ…」

道久「…」