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和真「道久さん…」

圭「…」

道久「そうだ、温泉饅頭」

和真「？」

道久「麻衣香さんが和真君にって」

和真「俺に？」

圭「…」

道久「麻衣香さん、仲直りしたがってま
したよ」

和真「…」


遅ればせながら
温泉饅頭を和真に渡した道久
時間が経っていた為、すっかり冷めてい
たが…


和真「…ありがとうございます…」

道久「どういたしまして」

和真「…」


和真はそれを大事そうに胸に抱えた


圭「…」

道久「圭君」

圭「…何ですか…」

道久「私が家を出たら圭君が長男になり
ます、鬼崎家の長男として」

圭「そんな事、言われなくてもわかっ
て…」

道久「ほどほどに」

圭「！？」

道久「彼女の事、本気かもしれませんが
ほどほどにしてくださいね…」

圭「っ！！」

道久「…」