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｢本当のことを言ったまでだ。うちのメイドはすぐ辞めるから。せいぜい頑張りなって言いたいところだけどお前もすぐ辞めそうだな｣
何、それ。。すぐ辞めるってどういうこと？でも私は家族がいる限り辞めることはできない。
｢辞めませんよ、私が辞めたら家族が…｣
｢ふーん。じゃあとりあえず頑張って。ほら、着いたぞ。兄弟があそこの部屋にいる。自己紹介しろ｣

何この人、、ちょっとかっこいいからって偉そうにして。めちゃくちゃ嫌な感じ。
指示された部屋に入ると男の人が2人いた。ただその部屋に違和感を感じた。こんなに大きなお屋敷だとメイドも執事もたくさんいるイメージだったのに今この部屋には私と3人の男の人以外誰もいない。
彼らのご両親もいる気配がなかった。
｢あの、すみません、とりあえずお父様に会わせていただけませんか？｣