
🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
「それで…実は――――私を呼び出した子たちと…先生を呼んでくれた子なんですけど……、同じ歪みかたをしたんです…」
「ふほぇんと?(ほんとう?)」
――――あ…口にナポリタン満タンで喋っちゃった…
「…飲み込んでからしゃべりなさい」
「ふぉい…(はい…)」
久しぶりに、先生に怒られちまった!
「同じ…歪みかたって……」
「多分ですが…、虐める子と助ける子…仲間なのでは?」
未來ちゃんは、俺の口の回りに付いたケチャップが気になるのか…唇を見つめながら――――大事なことを告げる…。
「ちょ、ちょっと…え?河野(かわの)さんが…あの子達の仲間?」
「あっ…はい…」
気になりすぎたのか、未來ちゃんは俺の唇に紙ナプキンを押し当てた!
「あっ、すみません……皇輝さんの口回りが…気になって…。
えっと、はい!奇妙な仲間関係…ってことですよね?」
未來ちゃんは、間宮に頭を下げると…何事も無かったかのように話を進める!
