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「全部説明すんなよ！ 恥ずかしいなぁ、お前！」


「えぇ！ ごめん！」


「礼言うなよ！」


「ごめんって。 なんですぐ怒鳴るの？」


「地声がデカイんだよ。俺ん家耳遠いばあちゃんいるから」


「あ、そうなんだ」





おばあちゃんのために大きな声で話すの優しいな。





「ね、中村くん。友達なろうよ」


「は！？ ならねぇよ」


「なんで！？」


「うるせぇ。教室で女子ども待ってんだろ。さっさと戻れよ」





さっと踵を返して帰ろうとする中村くんに




「また明日ねー」



叫んで教室に戻った。











「なってたまるかよ。友達なんかに…」