無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

うっげっ 中村くんじゃん。



無視無視…






「ふーん、お前人参無理なんだ」




腹立つけど無視無視…





「ほら、あと3分だぜ。食えよ」




食べられないのわかってるくせに～(怒)




1個は怒りでなんとか食べられたけど、あと2つが無理そ…




「あーーー、もう！ 見てらんねぇなぁ！！」




いきなり大声を出した中村くんは、手づかみで私のお皿の人参2つを口に入れた。



「おらっ さっさと皿、給食室に持ってけよ」


「え？ ちょっと待ってよ…」





キーンコーンカーンコーン…




「さっさと行けよ。 ノロマ！」




鐘の音と、中村くんの声に驚いて食器を持って廊下に飛び出した。



びっっくりしたーーー！




給食室まで一目散に走ったらすぐついた。




「ご… ご馳走様でした…」


「あら、お姉ちゃんギリギリセーフね。頑張ったわね！」




給食のおばちゃんのエール？ をもらって教室に戻った。