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秘蜜の保健室〜先生と私のイケナイ関係〜

第2章 ハジマリの午後

私は橋本茉莉奈{はしもとまりな}

私立葉桜女子高学園等学校の一年生

学園は都内でも有数の超進学校だ


自分で言うのもなんだけど、私は結構な美少女だ

でも、私は恋を知らない


校則は日本一厳しくといわれている

異性との交際は禁止

つまり男子と付き合ってはイケナイ


制服も髪型も厳しく決められており


オシャレも禁止


三年間、死ぬほど勉強に打ち込み

超一流大学を目指し、進学実績を積み上げる


それが私たち生徒の仕事だ


だけど、そんな青春が楽しい?


私は、そんな学園でもトップクラスの成績を誇る


いわゆるひとつの優等生、だ


ただ、神様は何でも与えてくれる

訳ではないみたい


私は、すこぶる虚弱体質だ


だから、入学して間もないのに始まった

体育祭の練習


そこで貧血を起こして倒れてしまった



運ばれた保健室で目を覚ますと



彼女がいた

武藤先生が


「あら、目が覚めたのね
気分はどう?」


ショートボブの髪先が頬にクルリとかかっている


桃色の頬


少しキツめの瞳


私は初めてトキメキを覚えた




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