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イキ狂う敏腕社長秘書

第3章 【覚醒する心と身体】






「うん、俺のチョイスだけど気に入ってもらえると思うな」




惜しみなくイかされた後で勿論挿入もされた。
ビリビリに破いたストッキングのままするセックスにかなりのご満悦。
相変わらず凄い性欲ですね。




「……って、これTバックじゃないですか!」




可愛いフリルのついたものまで。
紐付きはちょっと……ていうか全部際どい。




「セクシーでしょ?これなんか特に」




フロントもレースで透け透けじゃん!
夜はこれ履いてしよ…とか耳打ちしないで。




ネクタイ引っ張りちょっと威圧的に注意しておく。




「……変態」




「いいね、美雨にそう言われるのも」




「バカ……エロ過ぎ」




「美雨がそうさせるんだ」




ゾクゾクしてるのは私も同じ。
こんなの買ってる姿想像しただけで愛おしい。
私の為に選んでくれたんでしょ…?
首から引き寄せキスはしないで耳打ちの仕返し。




「これ履いちゃったら……夜まで待てない」




煽ってるのは充分理解してます。
でもされっ放しは嫌なので。
目つきが変わったのも見逃してません。




「いいよ、俺は大歓迎だけど」




スッと身体を離して現実を叩きつける。




「冗談です、お昼になれば○○商事の兼友様と会食ですよ?あと30分で出ないと」




これは私も同行する。
ここでしか時間も取れなかったので決して遅れる訳にはいかない。
なのに顔色ひとつ変えずに言ってのけるのだ。



「じゃ、鍵閉めるから今ここで着替えて」




「えっ…?」




本当に鍵も閉めてブラインドカーテンも下ろしちゃった。
デスクに腰掛け腕組みして見てる。
ここで……着替えろ?
なに考えてんのよ変態。




「ほら、時間ないんだろ?そのままの格好で同行するのか?」




確かに、今ここを出ていくとなると他の秘書に遭遇する可能性は充分にある。
トイレに駆け込むにしても少し距離があるのだ。
誰かに見られてしまう危険も。




ひと息ついて観念する私。




「どれを履けばいいですか?」




屈辱的な質問もしなければいけない。




「美雨が履きたいものを選んで」












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