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誓いのガーランド

第5章 繋がる輪 4

花実は仰向けになって、その漫画を手に取ると、両手でページをはぐった。


そしてやっぱり、最後のシーンを開いて……
物語をなぞり始めたとき、自分がバスタオル1枚でいることに気づいた。

あっ、やばい……

そう思った時には、花実の下腹部はキュッと縮まるような感覚になる。繊細な絵に、吸い込まれるように、体が反応していく。
じわじわと、お腹の奥の方が疼いて、何かが湧きそうになった。

それがこぼれ落ちるのは、恥ずかしい。

なんとか理性が機能した。
慌てて漫画を閉じて、起き上がると、バスタオルが少しはだける。

あらわになった胸の先っぽが、少し尖っていた。
花実は、誰が見ているわけでもないのに、なんとなく気まずくなって、隠す。

こんな時まで、体が正直なことにうんざりする。

気づいた時の興奮が、別の興奮に起きかわっている気がした。

疼いて触らないとどうにもならなくなる前に、立ち上がって、下着と服を身につけた。

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