
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第67章 鉄剤注射
「祥子さんと宇髄先生って仲良いんですね。同い年とかですか?」
工藤「いや、仲良いもなにも…って、もしかしてひなちゃんまだ聞いてない?」
「え?聞いてないって?」
工藤「宇髄先生と祥子ちゃんの関係。五条先生か藤堂先生か、祥子ちゃんから聞いてなかった?」
ピンと来ないからたぶん聞いてないんだろう。
「聞いてないと思います。」
工藤「そうか、知らなかったか。宇髄先生と祥子ちゃんは夫婦だよ。」
「へぇ〜、そうなんで……え?…………えぇっ!?」
ふ、ふ、夫婦!!?
ちょ、ちょっと待って。
夫婦って言った!?
「宇髄先生と祥子さん、結婚してるんですか!?」
宇髄「あぁ。祥子は俺の嫁。」
よ、よ、嫁!!?
嫁ってそんな…というか、
「宇髄先生結婚してたんですか!?」
宇髄「ん?言ってなかったか?」
「は、初めて聞きました…」
宇髄「あれ、そうだったか。」
そうだったよ…
宇髄先生、忙しくていつも病院にいるイメージだし、結婚指輪してないし、そんなの全然知らなかった。
突如明かされた衝撃の事実に目が飛び出しちゃいそう。
