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-ひなのside-




「Loveって言えばわかる？恋の病。You’re lovesick. 」




恋の病…



って、どういうこと…？




「恋の、病…？わたし、恋してるってこと？」



「そういうこと。その胸の高鳴りは、ひなちゃんが恋してる証拠なんだと思う。」




そっか。

この胸がﾄｸﾝとするのは恋、なんだ…。




「でも、誰に恋してるんだろう。わたし、好きな人いないのに…。というか、好きってどういうことかもよくわかんないし…。」



「本当にそうかな？」



「藤堂先生、誰か知ってるんですか？」



「知ってても知らなくてもそれは言えないよ。だって、本当のところはひなちゃんにしかわからないことだからね。自分の胸に手を当てて考えてごらん。」




自分の胸に手を当てて…。

言われたとおり、とりあえず胸に手を当ててみる。