ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第45章 お呼び出し
病院に着いたらさっそく診察室に連れて行かれる。
もう外来は終わってるのに、藤堂先生が待っててくれたみたい。
藤堂「ひなちゃん、こんばんは。」
「こ、こんばんは…」
藤堂先生はいつも通り。
ただ、わたしの後ろで腕組んで仁王立ちしてる五条先生が怖い。
背後に感じる圧がすごい…
藤堂「最近どう?」
「毎日楽しく過ごしてます。もうすぐ期末テストもあるので勉強頑張ってます。」
藤堂「いや、そうじゃなくて笑。聞きたいのは体調。体調は最近どうだったの?」
あ、そ、そっちか。
いや、いつもそっちしか聞かれてなかった。
恥ずかしい…
「体調は特に変わりなく…、喘息も出てないですし問題ありません。」
「ひなぁ?お前なんでここに連れて来られてるかわからんか?怒られる前に自分で考えて早く言え。」
うぅっ…
もう十分怒ってるのに…
「えっと、そうですね。最近は少し身体がだるい時があります。」
藤堂「他には?」
「ほ、他?えっと、まぁだるいからしんどいなと感じます。」
藤堂「他は?」
「え?ほ、他?他は、えっと…」
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