ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第39章 婦人科検査
宇髄「ひなちゃーん、準備できたかなー?」
カーテンの向こうから宇髄先生の声が聞こえて、
「は、はい…」
と返事をするとシャラシャラとカーテンが開けられた。
宇髄「そしたらひなちゃん。まずは、今からこの椅子を動かすから、ここしっかり握ってじっとしててな。」
と言ってピッとスイッチの入る音がすると、
ウィ〜ン……
椅子が少しずつ床から離れて高くなる。
勝手に動いてロボットみたい…
なんて思ってたら、今度は背中が倒れ始めて同時にゆっくりと脚も開き始めた。
え!な、なに!?なんで倒れるの!?
なんで脚が開いて…
え、どうしよう。
怖い、やだ、降りたい…
「な、や、やだっ…、お、降りる。と、と、止めてください…!」
藤堂「ひなちゃん大丈夫。すぐ止まるからじっとしてようね。」
藤堂先生が優しく声をかけてくれるけど、わたしはちょっとパニック。
「やだ、お、降りたい。脚が、脚が開いて…」
藤堂「ひなちゃん落ち着いて。もう椅子止まったよ。大丈夫大丈夫。」
椅子は止まったけど、とんでもない格好で止まった。
身体はほぼ天井向いて、脚は大股開いて、その先には宇髄先生がいるのに…
恥ずかし過ぎてわけがわからない。
だんだん身体も震え始めた。
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