ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第37章 2度目の生理
「ハァハァ…、ハァハァ…、ゔゔっ…ッハァ…っく……ッハァハァハァ」
「ひなちゃんお腹診るぞー。目開けられるか?」
と宇髄先生が声をかけながら、ひなのお腹の上でプローブを滑らせ確認していく。
宇髄先生の声をちゃんと聞いてたのか、重たい瞼をひなは一生懸命持ち上げてうっすら目を開けた。
「お利口さん。ひなちゃん、意識飛ばさないようにちょっと頑張るぞ。」
と、ひなの様子を観察しながら次々に検査していく宇髄先生。
この無駄のない動きは本当に尊敬する。
そして、次は内診をするのに看護師の1人がひなのズボンを脱がそうとしたら、
「ん"ー!!!ッハァハァハァ…ゔゔっ、ん"ん"!!!」
ひなはまたこの前みたい大暴れで抵抗し始めた。
痛くて言葉を話せてないが、目からは涙も流して"やめて"と懇願してるようだった。
「ひなちゃーん、落ち着こうか。痛いな、大丈夫だ。どうして痛いのか調べてみような。」
「ハァハァ…ゔっ…ゲホゲホゲホ、ハァハァ……ん"ん"…ゲホゲホッ…」
「ひなちゃん!しっかり深呼吸!お目目まだ閉じないぞ!」
ひなはパニックになって発作も起こしそうになってる。
宇髄先生が暴れる身体を押さえて必死に声をかけるが、ひなはもう気を保てる状態じゃない。
「ゲホゲホゲホッ…ッハァ、ハァハァ、ゔゔっ…ゲホゲホッ、ゲホッ…ッハァ……ッハァ……」
「ひなちゃん!落ち着け!意識保って!!」
そして、ひなは意識を失ってしまった。
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