ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第138章 淀み
数十分後——
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン……
宇髄先生と藤堂先生が部屋を出て、悠仁さんと2人きり。
静かな部屋に、モニターから赤ちゃんの心拍数が響く中、
「ひな?」
「はい?」
「ありがとうな。」
「なに、急に…」
「2人で過ごすのも本当にもうあと少しだな。」
「はい。ちょっと寂しいけど、楽しみですね。赤ちゃん、どっちに似てるかな。」
「ひなに似てるよ、きっと。」
「わたしに似ると大変ですよ?」
「ま、それもそうだな。」
「なっ、ひどい!」
「ははっ。」
ちゅっ…
「んっ…、もう…。」
最後の2人時間を過ごしていると、
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