テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第134章 マタニティーライフ



その後のわたしは、数週間入院して、絶対安静の状態で過ごした。

点滴や術後の副作用は少しあったけど、経過は問題なく、お腹の子もすくすく育っているよう。



退院の許可が出たのは、30週を過ぎてから。

つわりの時からずっと休めと悠仁さんに言われていたのを、わがまま言って働いていたわたし。

でも、今回の件で、もう産休に入ることにした。



退院して自宅安静で過ごしてからも、おかげさまで大きなトラブル無く。

お腹はどんどん大きくなり、




「あっ…」



「ん?どした?」



「また蹴った。」



「ん?……ほんとだ。」



「最近、本当によく動くの。ぁ、いたっ!」



「なっ、こら!ちび!元気なのはいいがあんまり暴れるな!ママ痛いだろ!」



「……大人しくなったね。悠仁さんの声、ちゃんと聞こえてるのかな。」



「当ったり前だろ。ったく…。」



「ふふっ。」




なんて、悠仁さんと胎動を感じたり、


ストーリーメニュー

TOPTOPへ