テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第128章 復帰



もちろんその分、充実した時間を過ごせたし、神崎先生との師弟関係もさらに出来上がったかなという感じで、研修最終日には、




神崎「あのさ、ふと思い出したことがあるんだけど。」



「なんですか?」



神崎「俺さ、昔ひなちゃんに股間蹴られたんだよね。」



「えぇっ!?な、そんなことしてませんよっ!?」



神崎「そう言われると思った笑。覚えてないかな〜、いつだっけか、部屋で大暴れした時あったでしょ?って、何回かあったけどね。まぁ、その何回かのうちの、ほら、VIP roomに入院してた時あったでしょ。花瓶まで投げて部屋の中ぐっちゃぐちゃにしたあの時。暴れるひなちゃん押さえてたらさ、ひなちゃんの足が俺の大事なところに命中したんだよ?」



「……っ、わ、わたし、そんなこと…。」



神崎「あれはマジで死ぬかと思ったな〜。」



「あの、その、本当に申し訳ございませんでした…。」



神崎「ははっ。怒っても恨んでも根に持ってもないから、大丈夫!当時はひなちゃん事故に遭った後で不安定だったしね。こうして笑い話にできてうれしいよ。」



「すみません…。」



神崎「ま、そんなこともあったのにさ。立派になったね、ひなちゃん。俺によくついてきてくれました。小児のローテお疲れさま。ひなちゃんは良い医者になれるよ。自信持って、これからも頑張りなね。栗花落先生。」




なんて話をして終えた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ