ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第18章 悪夢のような恐怖
「…なんだ、そこにいんじゃねぇかよ。」
……………ハッ‼︎
バッシーン!!ガシャーン!!
一瞬、あの人と目が合ったと思ったら、次の瞬間には頬を平手でぶっ叩かれて床に倒されてた。
ガシャーンと音がしたので、きっと叩かれた衝撃で少し飛ばされたのか、近くにあったラックも倒れたみたい。
と、僅か1秒の間に状況整理をしたと思えば、
りさ「やめなさい!!」
・・・「テメェなんで生きてんだ!!俺のこと警察にも言いやがって!!さっさと死ね!!」
ドカッ!ボコッ!!
「ゔっ…ゴホッ…ゴホゴホゴホッ…オェッ…オェッ…ッハ…ッハ…」
久しぶりに殴られるせいか、素早く反応できなくて咄嗟に身体を丸めるので精一杯。
それも受け身が下手だったのか、思いっきりお腹を殴られた。
そして、吐いた。
息もできない。
吸うことも吐くことも、何もできない。
止めに入ってくれた女医さんもぶっ飛ばされてる。
すると、
ドタドタドタドタドタドタドタ!!!
突然ものすごい足音が床から鳴り響いてきた。
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