
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第104章 2度目の誕生日プレゼント
「え?今日って…」
「3月1日。ひなの21歳の誕生日だぞ。やっぱり忘れてたか。」
3月1日…
すっかり忘れてた。
というか、日付の感覚がわからなくなっちゃってて、意識も何もしてなかった。
藤堂「ひなちゃん元気になって調子が良いから、みんなでお誕生日ケーキ用意したの。ろうそくは無しだけどね。」
とテーブルに置いてもらったのは、フルーツがぎっしり乗ったタルトケーキ。
その上には、
"ひなのちゃん お誕生日おめでとう"
と書かれたチョコレートも乗っている。
「わたしの誕生日……先生たち、みんな覚えてくれてたの?」
「当たり前だろ。」
藤堂「主治医だからね。」
工藤「担当医だからな。」
宇髄「俺も。」
神崎「俺も!」
藤堂「?」
工藤「??」
宇髄「???」
神崎「……お、俺は!ほら、ひなちゃんのカルテいつも見てるし!たまに診察もするから!」
