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「あゆみさん、誠です。いますか?」


入ってきたのは１つ下の学年の2年生
町村誠 ﾏﾁﾑﾗ ﾏｺﾄ だった。

この学校は南女子ローズ学園高等学校という名前だが、

2年前から共学になっている。

しかし、男子の数は女子の半分以下だ。


「まーくんごめんね、急に呼び出して。」

シャワーを止めカーテンごしに話す。

影からみると彼は制服を着て裸足でシャワールームに入ってきたみたいだ。

「いいっすよ。勉強とかめんどいし。」

「まーくんにお願いがあるんだけどいいかなぁ～。」

「お願いっすか?」


あゆみはニヤッと微笑む。