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不純異性交際(上) ―ミライと瀬川―

第7章 視線



いろいろな同級生が入れ替わり立ち替わり現れた。
ひっきりなしに笑いが起きて、懐かしい話もたくさん出てくる。



話をするたび、瀬川くんの優しくて真っ直ぐな視線にドキッとしてしまう。



結局それから一次会が終わるまで、私と瀬川くんがそこから移動する事はなかった。



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「みなさん!!


みなさーーーーん!」



なかなか静まらない店内に、平野の手拍子と声が響く。


「そろそろ一次会は終了で〜〜す。二次会は近くのダーツバーなので、みんなで移動する感じでお願いしまーす!」



それを聞いて早々に支度をする人や、すでに酔っ払ってダウンしている人もいる。


私も店を出なきゃと、奈美とアンナを探す。



奈美は相変わらずミノル君と楽しそうに話している…ーーー




「…お邪魔なんでない?」

一緒に奈美たちを見ながら瀬川くんが言う。


「ちなみにもう1人の相方は一番最初に楽しそうに出てったよ(笑)」


「えっアンナが?いつのまに〜!」
言いながら上着やバッグを準備する。



奈美たちの邪魔をしても悪いし、アンナを追いかける事にした。



「瀬川くん、二次会いく?」

「そのつもりだけど」

「そっか!じゃあまたあとで」


そう言い残し、片手を上げて返事をする瀬川くんを確認してから私は店の外へ出た。


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