
スノストによる友情短編
第61章 守るもの
そのリングをまたポケットにしまい、、大切にした。
阿部「、、それでは、いってらっしゃいませ。」
佐久間「ん、ありがとう。」
ここで、亮平とはお別れ。
これが、、最後になるとは思わなかった。
その日の業務も順調に終え、会食も終わった。
家に父さんと共に帰ってきた。
佐久間「、、あれ、?阿部は、?」
亮平の姿はどこにもなく、、使用人に尋ねた。
佐久間「ねぇ、阿部は、って、、阿部ー!阿部〜?!、、亮平っ!!どこにいるんだ!!」
声を大きく出して呼んでも姿はなくて、、
父さんが、、
「、、亮平くんは、、、」
佐久間「、、なに、?」
「、、辞めたんだ、、この家の執事を。」
、、え、、?
佐久間「、、うそ、でしょ、?うそだよね、?」
朝一言も言ってなかった。
何も言わずに居なくなるなんて、、
だって、ずっと一緒にいるって言ってくれたじゃん、、
佐久間「亮平は、今どこ?どこにいるの、?」
「、、亮平くんは、、」
父さんに聞くと、執事をやめて、海外へ行ってしまったという。自分を見つめ直したいっていう理由で。
「、、亮平くんが大介に、って。」
父さんから渡された一枚の手紙。
そこには、、
