
スノストによる友情短編
第49章 あべさく日常
仕事以外、本当に佐久間と距離を置くようになった。
阿部「、、じゃあね。」
深澤「おう。」
今日も一人、仕事終わり街を歩いた。
1人になると、考える時間もできて、、気持ちも落ち着く。
阿部「、、はぁ、、、」
ため息ついても誰にも聞かれない。
泣いてたらまちゆくひとにバレるけど、笑
ため息つきながらふと空を見上げた。
阿部「、、あ、、綺麗な、夕陽、、」
俺は無意識にスマホを取り出し、写真を撮る。
佐久間と一緒にいた時は、お互い綺麗なものとか可愛いもの、何気ない写真を撮っては送り共有することが多かった。
そして、、無意識に佐久間に送ろうとしてる自分もいて、、
阿部「、、あ、ダメだ、、もう佐久間とは、、」
変に送ったら、、またウザがれる。
これ以上嫌われたくない。
阿部「、、、」
俺は静かにスマホを鞄にしまい、オレンジに染まる夕陽の下を歩いて帰った。
全く話さないとかはないけど、必要最低限しか話さなくなった。
そんなある日、、
「、、佐久間くん知らない?連絡しても繋がらないんだ」
佐久間と2人っきりのお仕事の日。
佐久間から連絡も来ないし、繋がらないらしい。
阿部「知らないです、、」
「阿部くんも知らないとなると、、どうしたんだろう、、」
寝坊は、あれからしなくなったけど、今日に限ってありえるかも。
朝早かったし今日は。
