太郎くんとエッチな災難
第3章 看病
夕ご飯を食べ終えて食器を片付ける。
「色々やって貰って悪いな…マジで助かった」
「ううんっ…材料とか嘉山君のお家にある物でご馳走になっちゃったもん…あとはお風呂かな?」
「風呂はいいよ、一人で入れる」
「着替えたり体洗ったりするの片手じゃ大変だよ…ここまでやってるんだし最後までやらせて」
「…わかったよ、七瀬の前で強がっても結局押し切られるしな」
私達はお風呂場へ向かった。
自分で言い出したけど緊張する…。
嘉山君の制服を脱ぐのを手伝うと肉体美がすごかった。
筋肉は付き過ぎず、体は綺麗に引き締まっていてお腹が6つに割れてる…
ダメっ!見とれてないでちゃんとやらなくちゃ…
パンツ1枚になると後ろを向いて自分でパンツを脱いで腰にタオルを巻いた。
そしてギプスが濡れないようにビニールで覆う。
「先に入ってて?私も準備し出来たら入るから」
「お?おう?」
嘉山君がお風呂場に入ると急いで私も服を脱いで体にタオルを巻き付けた。
濡れても大丈夫そうなタオルちょっと短いけど大丈夫かな…?
タオルの短さを気にしながら私もお風呂場に入った。
嘉山君はギプスが濡れないように腕を上げながら湯船に浸かっていて私が入ると驚いた表情で立ち上がった。
「い、一緒に入んの!?」
「へ?違うの?」
「いや…七瀬が良いならそれで良いけど…」
あれ…?何か違ったのかな?
てっきり一緒に入って片手で不自由な事をお手伝いすると思っていた。
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