太郎くんとエッチな災難
第13章 告白
「…ぃちゃんっ!お兄ちゃん起きてーーっ!」
「ウォッ!!何だよ……え?今何時?」
ありすが俺の上にドーンッと乗っかってきて目が覚めた。
昨日の筋肉痛と疲れで体が痛い…
「ありす…兄ちゃん疲れてるから今日は休ませて…」
「ダメー!遊園地行くの!」
「は?遊園地?」
すると母さんが部屋にやってきた。
「お兄ちゃん起きた?お兄ちゃん昨日遊園地行ったの羨ましくてありすも行きたいって言うから行くわよ」
ありすが行きたいような遊園地じゃなかったけどな…
「父さんも行くんだろ?俺は家で寝てるよ…昨日体力使い過ぎたし」
それにあとで花を呼んで昨日出来なかった告白をしたい…。
「やだぁ!お兄ちゃんも一緒に行くのっ!」
「すぐ近くのふわふわランドだから付き合ってあげてよ」
ふわふわランドは幼児から小学校の低学年の子向けの遊園地だ。
花も呼ぶ…いや、父さんと母さんもいるし、それこそ付き合ってないのに付き合わせ過ぎだよな…。
告白は明日の放課後にするか。
スマホを見ると花からメッセージが来てるかと思ったが何も連絡がない。
…アレ?
いつも夜にメッセージのやり取りをしているのに珍しい。
…そう言われてみたらいつも俺から送ってたのか?
とりあえず昨日の帰りダウンしてしまった事謝っておこう。
花にメッセージを送って家を出る支度をした。
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