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キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

第1章 鬼畜変態野郎とお漏らしプレイ

人前でおしっこをしてしまった。しかも鬼畜変態野郎の前で、裸で、全部見られてるのに!止まらないなんて!

「……ううっ……みないで!……みないで!」

恥ずかしくて、悔しくて、また涙が出てきた。自分の手で何度も拭っても、ボロボロと流れて止まらない。

「……すまない、言い過ぎた。……よく我慢したと思うよ。……おまえを仲間だと信じる。……イイコだ、よしよし」

大きな手が両頬を包み込んだ。両方の親指で優しく目元を拭って、本当に申し訳なさそうな表情で謝ってきた。

おしっこを漏らしたのに、汚いって言われなかった。笑わなかった。一生懸命我慢したことを褒めてくれた。仲間だと認めてくれた。

何でだろう、敵なのに、その優しい指と言葉に、ほんのちょっぴり救われて、心がじんわりと熱くなった。

「トイレも我慢出来ねぇキツネの世話か。育てがいがありそうだぜ」

しかしそれは幻だ。鬼畜変態野郎はマヌーサも使えたのだ。敵は敵だ。さっきの感情は幻なんだ。ほんの少しでも熱くなった心と尊厳と羞恥心を利子付きで返してほしい。

「育てる!?初っぱなから私の尊厳と羞恥心をぶっ壊してんじゃん!女の子に何てことをするのよ!」

「人間として扱うべきか、キツネとして扱うべきか、好きにしていいって言ったのはおまえだろ。だから俺はおまえをキツネとして扱うように決めた。まっ、最初からキツネとして扱おうと思っていたが、これで同意の上だな」

「最初から……?」

ちょっとマジで聞き流せない言葉を拾ってしまい、まじまじと鬼畜変態野郎を見れば真実を教えてくれた。

「土下座した辺りから面白そうなキツネが来たなと、暇だし遊んでやろうと捕獲……あー言い方が悪かったな。おまえを仲間にしてやったぜ」

何かもうツッコミどころがありすぎて処理が追い付かないけど、鬼畜変態野郎はキツネの捕獲をしようと最初から動いてたということ?どれもこれも鬼畜変態野郎の思惑通りだったの?まんまと罠にはまったキツネ様は、全裸で放尿したってこと?

乙女の心を何だと思ってやがる!!


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