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今日は久しぶりに定食屋『しのぶ』のバイトの日。


聖輝「瓶ビールお待たせしました！」


「おっ、ありがと〜！」


「いやぁ、やっぱり聖輝くん見てると癒されるわ〜」


聖輝「ふふっ、ありがとうございます。」


鷹人「おい！聖輝は俺の大事な息子だからな？狙ったりしたら承知しねぇぞ！」


「分かってるって！」


「おぉ、怖っ…」


裕子「とんだ親バカね。」


鷹人「親バカでいいじゃないか！なぁ？」


「それが鷹ちゃんらしいよ！」


聖輝「ふふっ。」


「それにしても、このせんべい美味いな〜！」


「聖輝くん、熱海に行ってきたんだって？」


聖輝「はい、学校の友達と旅行に行ってきました！」


「いいね〜！青春してるね！」


裕子「学校生活も充実してるみたいで安心ね、お父さん。」


鷹人「そうだなぁ…一時はどうなるかと思ったけど…」


聖輝「僕も、まさかここまで楽しめるとは思ってなかったから…」


ガラガラ…


春樹「ただいま〜」


鷹人「おう、おかえり！」


裕子「おかえりなさい。」


聖輝「春樹くん！おかえり！」


春樹「おぉっ、聖輝！久しぶりだな！」


聖輝「うん！春樹くん部活帰り？」


春樹「そう、久しぶりの部活でヘトヘト…」


裕子「上にご飯用意してるからゆっくりしてらっしゃい。」


春樹「はーい。」


「大変だなぁ、高校生も。」


鷹人「毎日忙しい方が充実して楽しいんだよ。」


「まぁな、鷹ちゃんの場合は喧嘩三昧の日々だったんだろうな。」


鷹人「そう！毎日誰かと殴り合ってたなぁ…」


裕子「まったく、何がいいのかさっぱり…」


鷹人「ははっ！拳で交わす男の友情ってやつよ！」


裕子「男の友情ねぇ…」


「大丈夫、俺達凡人には一生理解できねぇよ。」


「分からないのは裕子ちゃんだけじゃないから。」


裕子「そうよね、よかった〜♪」


鷹人「おっおい、何だそりゃ！」


「「「あはははっ！」」」