
新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第22章 御曹司の疑惑
聖輝「……。」
一週間。
その間に決断しないといけない。
僕の最大の秘密……
男だってことを櫻井様に打ち明けるかどうか……
聖輝「ハァ…どうしよう…」
櫻井様…翔くんのことは普通に好き。
恋愛感情とかではなく、友達として好き。
だけど……
僕が男だって知ったら……
間違いなく僕の元から離れるだろう。
聖輝「…店長に相談しようかな……」
〜♪♪♪
〜♪♪♪
〜♪♪♪
『ただいま、電話に出ることはできませんて、ピーッと』
聖輝「お仕事中か……」
明日また電話してみよう…
優誠「はぁ…だる…」
聖輝「そうだね…」
優誠「ゴールデンウィークが懐かしいぜ…」
聖輝「休みあっという間だったもんね。」
優誠「あぁ〜!夏休み来ないかなぁ〜!」
聖輝「ふふっ、まだまだ先だね。」
優誠「ちぇっ…」
〜♪♪
聖輝「あっ、ちょっとごめんね。」
優誠「おう。」
若井『何回か電話くれてたみたいだけど、どうしたの?シフトの相談?』
聖輝「あっ…」
優誠「どうした?」
聖輝「うっううん、何でもない!」
優誠「そう?」
聖輝「ん〜、今日も1日頑張ろう!」
優誠「えぇ…無理かも…」
聖輝「ほらほら!シャキッとする!」
優誠「何やねん急に…変な奴…」
聖輝「ファイトファイト!」
優誠「ファイトって…えぇ〜…」
