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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第20章 5syoku



優誠「…俺さ…実は……」


二宮「実は?」


優誠「その…中学の頃…留置所に入れられたことがある。」


聖輝「えっ?!」


狛犬「えぇっ?!本当?!」


優誠「まぁ…」


松本「何やって入れられたの?」


優誠「あれよ、殴り合いのケンカ。」


二宮「中学生だったら補導と事情聴取で済むんじゃねぇの?」


優誠「まぁ、数人相手をボコボコにしちまってさ…1日拘束された。」


聖輝「えぇ…優誠くん怖い…!!」


狛犬「へぇ…じゃあ早坂くんケンカめちゃくちゃ強いんだね!」


優誠「強くはねぇよ、相手がへなちょこなチンピラだっただけだし。」


二宮「その割にはケンカ一切しないよな。」


優誠「俺はさ、相手の情報を色々と調べてからケンカするようにしてるからな。」


松本「へぇ…意外な一面だな。」


優誠「まぁな、高校に入ってから誰にも言ってねぇから。」


狛犬「すごい!これはすごい秘密だね!」


聖輝「はい…僕もびっくりです!」


優誠「というわけで俺の秘密暴露終了!」


二宮「これはなかなか面白いかも。」


狛犬「ねぇねぇ!もう一回する?」


聖輝「やりましょう!」


松本「今度は涼野の番かな?」


聖輝「えっ?!」


狛犬「あっ!俺も涼野くんの秘密聞きたい!!」


二宮「じゃあこいつが負けるように仕掛けますか。」


聖輝「えぇっ?!」


優誠「よーし!連続で負けないようにしないとな!」


狛犬「よーし!やろやろ!」


聖輝「……。」


次も負けないように頑張らないと…!!


って、心の中で気合いを入れたのに……

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