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私の意地悪執事様

第9章 後悔…

でもね、拓海さん、私悲しいよ…。
何も言ってくれなかったあなたが悲しい。
私は子供だし、きっと引き止めたと思うけど、せめて相談して欲しかった。

私は人の目も気にせず、大声で泣いた。



いったい何時間泣いたのだろうか。

泣き疲れて眠ったらしい。

気がつけばもう昼を過ぎていた。

床で眠ったからか、体中が痛い。

でも、そんなこと気にならないくらい胸が痛い。

「お嬢様、宜しいですか? お知らせしなければならないことが御座いまして…」

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