
※私はドMじゃありません!
第6章 round6.縛りプレイ
「ちょっ、ちょっと!!」
「ピースしないならもっと近くで撮るよ」
「やっ!ねえ…」
もう、やだ、なんでこんな…っ
顔を隠すことも、大事なところを隠すこともできずに、挙げ句の果てには、こんな屈辱的なポーズさせられるなんて。
ぱしゃり
「こーくん、もう撮っちゃやだ…」
「あず、嬉しそうだね」
「はあ!?全然、嬉しくない…っ」
「で、もうすぐ5分だよ」
はっと我に帰り、ぐぐぐっと両手足に力を入れる。
彼は一体どんな結び方をしたんだろう。本当に微塵も動ける気配がない。
「あず、どんな格好してるかみせてあげよっか」
「や、や…」
「ほら、」
スマホの画面を目の前に見せられる。
ぼうっと、顔から火が出るんじゃないかと思うくらいに熱がこもる。
そこに写っている私は、カエルのような恥ずかしい格好で、恥ずかしいところが丸見えで、顔を真っ赤に目をうるませ、まるで誘っているようだった。
