
※私はドMじゃありません!
第6章 round6.縛りプレイ
「ねえおかしいよね!?なんでそんななれてるの!?さてはしたことあるな!?おい!!」
「いやいや、初めてだよ」
自分がやられるのは初めてだが、明らかに私がしたのとは比べものにならないほど固く結ばれて行く。
「はい、次こっち」
「むり!むりむりむり!ずるい!私一本だったのに!ずるい!ルール違反!」
「はいはい、ルール違反ルール違反」
軽い感じで受け流され、左側も同じように固定される。
自分が今どんな体勢なのか、客観的に想像するだけで、身体が熱くなる。
「ねえ、なにもしないでね!?解く時間ちゃんととってね!」
「わかったから。じゃあ今からね、どーぞ」
(ぐぬぬ…)
結び目は、左右の脇に設定されていて、届かない。
力を入れて間を作ろうとするけど、十字に結ばれているようでびくともしない。
「ねえ、あず写真撮っていい?」
「だめ!」
本当に許可をとる気があるのか、スマホの画面がこちらに向けられる。
「ねえってば…っ」
パシャ
「うわーエッロ」
全身の血が顔に上ってくる感覚がする。
