
※私はドMじゃありません!
第3章 round3.バスルームにて
「ん…んっん、やめ、」
口では制しつつ、私の手は、彼の動きを本気で抑えようとはしていない。
気持ち良さに本能的に抗えない。
「こっちも触ってあげる」
彼の手が私の脚に伸びて、また開かせようとする。
「開いて」
さすがにここで素直にいうことを聞いてはダメな気がして、力を入れる。
「だ、だめ」
「大丈夫だよ」
(なにが大丈夫なんだろう)
自分の脚がだんだん開かれていくのは、
のぼせそうな頭のせい
彼の力が強いせい
私が、求めているわけではないんだから…。
(でも、)
今、そこに彼の手が到達したら、なんて思われるだろう。
恥ずかしい。
だってもうそこは…
「うわ、やば ぬるぬるしてる」
お湯とは明らかに違う液体で、溢れている。
「ちが…」
「おっぱいだけで濡れちゃった?」
「ばか、ちがう。暑くて、汗が」
その言い訳が果たしてごまかしになるのか、自分でも謎だが、また彼が勝気になっているからどうにか反論しないと…。
「ふーん…
じゃ、一回イこっか。」
