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銀河巡礼

第3章 三の月




絵の具を溶いたような

青い青い水を湛えた天空の湖…


誘うように現れ

焦らすように 遠退く

夢の中のかぐわしい一場面



わたしは知っている

その景色を



そう、わたしは知っている



そこがいつか

わたしたちが降り立つシャングリラだと






(了)


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