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銀河巡礼

第8章  六の月




青空を映して

雨上がりの路地に みずたまり


ひとつ ふたつ、みっつ…



一番大きなみずたまりへ

はずみをつける


アスファルトを蹴り

向かい風を胸で切り裂く



…今 僕は、

空を飛び越した






(了)




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