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桃尻少年

第2章 始まりは屋上

ゆっくりとドアノブを握り回すと、暖かい風が身体にあたった。


『最高じゃん。』


太陽も照っていて、熱いと言うよりホカホカしていた。

太陽の下で昼寝…

そう考えただけで至福だった。


大きな音を立てて、暴露たらいけない。そう思ってゆっくりとドアをしめ、ホッとすると一気に眠気が襲ってくる。両手を挙げてグーっと伸びたあと、寝っ転がろうと手を着いて座ると、ドア裏の方から何かの音がした。


誰か先客がいるのか?


そんな軽い考えで建物の裏を覗いた。

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