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淫乱調教

第3章 本格調教までの日常

待ち合わせ場所に近づくと勇気が立っているのが見えた。今どきの男子といったファッションに身を包み、リュックを背負っている。写メよりも幼く見えたが、女子からはモテるだろう。

勇気は、あんなの姿を確認するとニヤニヤとしながら近づいてきた。

「あんなさんだよね?」

「うん…はじめまして…」

「はじめまして、写メで見るより綺麗だね。スーツ姿も似合ってるし…これでエッチが好きだなんて最高じゃん!」

そう言いながら、あんなの手を握ってきた。その手は温かく柔らかかった。

「仕事終わったばかりなんでしょ?お腹空いてない?」

「うん、ちょっとお腹へってるかも…」

「じゃあ、あんなさん恥ずかしがってるみたいだし、大胆になってもらうためにも軽く飲んでいこっか?」

そうして二人は近くの安いチェーン店のイタリアンレストランに入った。テーブル席に案内されたが、カップルのように並んで座った。

グラスワインを注文して乾杯してから口をつける。あんなは社会人になってから、お酒はつきあい程度には飲めるようになったが、普段はあまり飲まない。ひさしぶりのアルコールは、一気に身体中に回ったような気がした。そのせいか緊張も少しずつ、ほぐれてきた。

勇気はワインを飲みながら太腿を、いやらしい手つきで指でなぞるように擦ってきた。あんなはピクッと身体を反応させる。

「ちょ、ちょっと…こんなところで…」

小声で勇気の耳元で囁く。

「あんなさん、感じやすいんだね?後からいっぱい気持ちよくしてあげるからね。」

そう言いながら腰に手を回してくる。

それからグラスワインをお代わりして、軽く食事を摂った。その間、勇気はベタベタとあんなの身体を触ってきた。あんなは恥ずかしがりながらも抵抗せずに受け入れて、触られるがままだった。おそらく周囲からはバカップルだと思われていただろう。

お店を出ると手を繋いでホテルへと向かった。あんなは、これまで年下とつきあったことはなかった。どうしても年下だと相手が幼くみえるし、M気質もあるのだろうが自分がリードをするのが苦手なのが理由だ。

ただ、強引でSっ気の強い勇気に惹かれつつあった。イケメンだとゆうのもあったかもしれない。

(このまま年下の男の子に、めちゃくちゃにされたい!)

内心、そう思っていた。

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